ユニティ・インスティテュートのメルマガから転載です
<子供時代の影響>
前回は、第2チャクラの呼吸のリズムのパターンは、 人それぞれによって違うことをお話ししました。
第2チャクラの呼吸のリズムには、それぞれのひと は、子供の頃にどんなふうに育てられたかに、大き な影響を受けています。
そして、子供の頃に、第2チャラの呼吸のリズムが、 自然に成長する機会のあったひとは、多くありません。
例えば、あなたがお母さんが日中働いている一人っ子 の鍵っ子のような子供時代を過ごしたとします。
すると子供時代のあなたの第2チャクラは、お留守番を していて、やっと帰ってきたお母さんに抱きつき、溶け 合うことを望んでいます。
しかしお母さんは日中働いていて、疲れて独りになりた いと思っていたかもしれません。
お母さんが、正直に自分の欲求を子供に話して、
「あなたを愛しているけれど、いまは独りになりたいのよ」
と言ってくれたら、子供のあなたはお母さんのことも わかってあげることもできたことでしょう。
お母さんの第2チャクラが息を吐きだしたがっていて、 子供のあなたのお母さんと溶け合いたい欲求から離れ たがっていても、それが正直な欲求で、それを正直に 説明されたなら理解し、受け入れることができます。
しかし、そのお母さんが息を吐き出すこと(独りでい たいという自分の欲求)に罪悪感を感じながら、無理 やり息を吸い込もうとして、子供を世話しなければと いう義務感で接していると、子供はそれを感じます。
母親の態度とは裏腹に、ほんとうは自分から離れたが っているお母さんの欲求を子供のあなたは感じ取ります。
なぜなら子供というのは、エネルギーにとても敏感だ からです。
子供のあなたは、お母さんから混乱と葛藤も同時に 受取ります。
同時に罪悪感も受け取るでしょう。
そしてあなた自身も混乱し、第2チャクラの欲求に 葛藤を感じます。
それは子供のあなたの第2チャクラに、ダメージを 与えます。
人間でない動物の子供でも、母親との触れ合いがな いと衰弱し、死んでしまうことさえあります。
見捨てられた子供は、第2チャクラに栄養を受け取 ることはできません。
吸う息は、子供にとっての欠くことができない栄養 だからです。
溶け合いひとつになる体験が、この第2チャクラを 成長させる食べ物だからです。
しかし、子供のあなたの第2チャクラはとても敏感 なので、明らかに見捨てられた経験でなくても、お 母さんからの様々な影響もまた受け取るのです。
あるいは、お母さんが過保護で、子供のあなたがひと りで遊んだりすることを許してくれなかったら、 あなたの第2チャクラは息を吐けずに、息をつまらせ、 窒息したように感じます。
もしあなたの子供時代がそんなふうだったら、 あなたは大人になってからも、息を吐き出すこと (独りでいたい欲求)にこだわりを持つでしょう。
誰かと親密な関係になることより、ひとりの自由を 楽しむようになったりします。
誰かのフィーリングに影響されてしまうのは、 自分を失うような気がして、誰かと触れ合っても すぐに、そこから離れて、自分を取り戻したくなり ます。
このようにして、人それぞれは第2チャクラの呼吸 のパターンを形成していきます。
次回は、そこから生じる人間関係の病についてお話します。