言葉を解体する
最初にお茶について考える。お茶はどのようなものか?見た目は?どんな感じか? 次にお茶の味を想像で味わう?出来たらお茶がどんな味か出来るだけ丁寧に書きだす。
(実際にお茶をのまなくてもお茶の味を想像して味わうことができることを体感してみる)
他人に邪魔されない静かで集中できる場所で、落ち着いている状況で、大きな声で、出来る限り早く「お茶」という。 20秒から45秒の間、時間を計り「お茶お茶お茶・・・」と言い続ける。
20秒より短くても45秒より多くてもいけないのは 研究で最適な時間とされているから。早口になっても言葉はハッキリ聴きとれるように言い続け、どんなことが起こるか観察する。
早口で何度もお茶といった後、この言葉の意味がどのように変化したか?
食事の時に出る香り高い黄緑の液体にはどんなことが起こったか?
お茶という言葉はエクササイズをする前と同じイメージを想起させたか?
普段、「お茶」という場合と今回は何か違いがあるか?
次に自分自身について頻繁に考える否定的な考えを一語で表す。
短ければ短いほどよい。
・今、この自分を示すと考えることは、どのくらい辛いか?
「全く辛くない場合」を1、「ものすごく辛い」場合を100として点数をつける。
・「この言葉が自分を表す」ということについて、今、自分はどの程度それを事実である、あるいは信じられるか? 「まっくそうではない」と思う場合を1「まったくその通りである」と思う場合を100として点数をつける。
今度はその言葉を「お茶」でやったことと同じことを試す。 早口で言うとどのような変化があったか?
これまでと違う情動的な影響があるならどのような変化か?
・今、この自分を示すと考えることは、どのくらい辛いか点数をつける。
・「この言葉が自分を表す」ということについて、今、自分はどの程度それを事実である、あるいは信じられるか点数をつける。