ACTは精神疾患の改善に効果がある
ACTは種々の精神疾患の改善に効果があると報告されている。一部を引用する。
「その有効性や効果性が検証されているものには、うつ、精神病、薬物乱用、慢性疼痛、摂食障害、仕事に関係するストレスなどがある。(中略)
小規模ではあるが無作為統制試験もなされ、うつを対象にした場合、CTよりACTの方がより効果的であり、集団CTとは同等の効果があったという結果が得られている。」(39頁)
「また、ACTの準実験的な効果研究において、ACTを訓練された臨床家は、外来で通常見られる患者全般に、有意に良好な対処が採れており、さらに、それはより迅速に、かつ投薬を行わずに可能であったことが示された。」(40頁)
「マインドフルネス&アクセプタンス ー認知行動療法の新次元ー」 編著=S.C.ヘイズ、V.M.フォレット、M.M.リネハン 監修=春木豊 監訳=武藤崇、伊藤義徳、杉浦義典 ブレーン出版