問題が気にならなくなる
「この臨床的プロセスの終わりまで達するとクライエントは悩みにあまり抵抗 せずに向き合えるようになったと打ち明ける。
この報告には自己と私的事象との 区別、距離感の体験が含まれ、クライエントは、
「以前、何であんなにも(悩み を)気にしていたんだろう」
と自己を見つめ、困難な私的事象を打ち明けるとき でも笑顔を見せるようになる。
これはディフュージョン、アクセプタンス、文脈 としての自己、「今、この瞬間」をそのまま体験することの現われで、マインド フルネス・アクセプタンスの増加が起こったことを示唆している。
この変化が見 られたら援助の焦点を建設的な生き方へと移行するのである。」
アクセプタンス&コミットメント・セラピーの文脈