思考を握り締めるのではなく、軽く持つ
ACTの用語では、思考を観察することを「脱フュージョン」(defusion)と呼ぶ。
fusionの日本語訳は、融合だから、思考と融合していない状態・・思考とごっちゃになっていない・・思考を自分と混同しない・・といった意味だろう。
ACTの大切な要素のひとつで、自分の思考、想像、記憶から「一歩下がり」自分を切り離す、あるいは距離を置くこと(正式には「認知の脱フュージョン」と呼ぶ。(よくわかるACT 星和書店)
以下 その本より
自分の思考に囚われ、振り回されるのでなく、家の外を走る車と同じように、自由に行き来させる。
自分の考えていることに巻き込まれる代わりに、一歩下がって見つめてみる。
すると自分の思考は言葉や映像以外の何物でもないことがわかってくる。
思考を握り締めるのではなく、軽く持つのだ。