「認知の内容」でなく「メタ認知」が変化を促す
認知療法は、確かに、うつ病を治す効果があるが、従来、その理由として、その治療的介入が「認知内容そのもの」を変化させるからだという理論づけがされてきた。 だが、違うのではないかという主張が出てきた。 認知療法で、心の病気が治るのは、「認知内容そのもの」の変化によるのではなくて...
問題に対する理解を再教育することが目標
「第3世代の心理療法は、非言語的治療方略を好んで用いる点で、従来の心理療法と大きく異なるといえよう。臨床的介入の中では、解決に必要な要素として、 概念的な思考や表象の価値を失わせる方向に、患者の問題に対する理解を再教育することが目標となる。このことは、同時に「文字」という形...
認知療法を超えるもの
アメリカの認知行動療法は発展してる。日本では、初歩的な認知療法さえも、導入が遅れてるが、アメリカでは、認知行動療法が、さらに発展して、それを超えるものが出てきて、うつ病や他の心の病気の治療や予防に、貢献しているらしい。アメリカの認知行動療法は進化しており、第1世代が、行動療...
アクセプタンス、コミットメント、マインドフルネス
アクセプタンス=与えられているもの(感情、思考、症状、身体感覚など)、「今、ここ」で経験しているものを、判断を介さず受け取ること。(36頁) コミットメント=(37頁の記述から) コミットメントとは、具体的なホームワークや行動的エクササイズを使って、(障害からの回復に)効果...