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来ては去るものに自己同化しない


あなたは自分が考え、感じ、想像し、投影してきているものとは違う。

あなたとは、気づいているという事実にほかならない。

 何が起ころうとも、あなたはまさに覚醒のままでありつづける。あなたは覚醒なのだ——その自己同化が壊されることはあり得ない。その自己同化が取り消されることはあり得ない。他はすべて取り消され、捨てられ得る。

覚醒は究極の土台、究極の基礎でありつづける。あなたはそれを否定することはできない、それを取り消すことはできない、それから自分自身を引き離すことはできない。

 だから、これがプロセスだ。捨てられることのあり得ないもの、自分から切り離されることのあり得ないものが、あなただ。切り離されることがあり得るものは、あなたではない。

痛みがそこにある。しばらくすると、それはそこにないかもしれない——だが、 あなたはあるだろう。幸せはやって来て、そして、それは去っていく。それはあり、そしてなくなっているだろう——だが、あなたはあるだろう。身体は若い、 そして、身体は年をとる……他のすべてが来ては去る——客は来ては去る——だが、主人は同じままだ。

 だから、禅の神秘家たちは言う。客の群れに紛れて消えてはいけない。

自分は主人だということを覚えておきなさい。その主人であることが覚醒だ。その主人であることが観照している意識だ。あなたの中で常に変わらない基本的な要素とは何だろう? それのみでありなさい。そして、来ては去っていくすべてとの自己同化を消しなさい。OSHO


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