思考というものは頭の中の言葉や映像に過ぎない
思考というのは、「頭の中の」言葉や映像に過ぎない。脱フュージョンのなかでは、思考は以下のように捉えることができる。 ■正しいかもしれないし、間違っているかもしれない・・ ■従うべき命令やルールなどではない ■自分を脅かすものではない ...
ふたつのルール
「身体の外側のルールでは「もしそれが嫌いなら、どうやってそれを取り除けるか考えよ。そして、それを取り除け」です。 しかし、身体の内側では、そのルールはまるで違っています。それは次のようになります。 「それを持たないようにしようとすればするほど、逆にそれを持つようになるだろう...
プレッシャーをかけるとかえってそうなる
考えただけで、一連の心理的、身体的な出来事が起こることを「行動の先有的傾向」と呼ぶ。 例えばこういう研究がある。アマチュアゴルファーの実験者に対して、床にある一点で振り子を持たせて、絶対に動かさないようにと、プレッシャーをかけました。特に前後に動かさないようにと命じる。...
感情を残したまま思考を抑制するとその感情が思考を呼び起こすようになる
感情は思考と結びついています。研究知見によれば、感情を残したまま思考を押さえ込もうとする(抑制)すると、ついにはその感情が思考を呼び起こしてしまう。抑制しようとする対処方法が、思考と感情の両方を呼び起こしてしまう(Wenzlaff & Wegner 2000)...
感情も取り除こうとすると余計に増大する
ある考えを取り除こうとする努力は、役にたたないか、さらにひどい可能性をもたらす。これは感情についても同じ事が言える。否定的だと解釈する感情(例え ば苦痛)を感じないように努力すると、その感情をより強く感じてしまうという研究がある。より強く感じるだけでなく、以前は何でもなかっ...
考えないようにする努力は、考えを増やす
ある研究によれば、脅迫的な考えのない大半の人も、強迫観念に苦しむ人と同じように、時々は奇妙で煩わしい考えをもってしまうということです(Purdon and Clark 1993) では、その違いとは何か?その理由の一つとして、深刻な強迫観念を持つという問題を抱える人ほど、そ...
ある考えを押さえ込むと、もっとそれを考えるようになる
何か好ましくない考えや思いが浮かんできたら、そのことを考えないようにすると、どういったことが起こりやすいかというと、ハーバード大学の心理学者のDan Wegner(1994)の研究によれば、考えないようにしようとすると、それからしばらくの間は、その考えが頭に浮かぶ頻度が減り...
マインドフルネスの定義
今、体験していることに対して、評価を加えることなく、「あるがまま」に、「意図的」に注意を払っている状態。 というのがジョン・カバットジン博士(マサチューセッツ大学医学大学院教授)の定義。 #マインドフルネス
約7万語
人は一日中、言葉を使って頭の中でいろいろなことを考えている。一説では、その数、一日約7万語。 らしい。こういった、人間が頭で考えている言葉を、マインドトーク(自動思考)という。 #マインドフルネス
マインドフルネスについての科学的調査がここ数年で飛躍的に増えた
マインドフルネスについての科学的調査の実施数はここ数年で飛躍的に増えています。1990~1999年において、わずか121件の調査記事がPsychINFOデータベースで確認できます。 ※PsychINFO:米国最大かつ最古の心理学団地である『アメリカ心理学会』によるデータベー...