感情も取り除こうとすると余計に増大する
ある考えを取り除こうとする努力は、役にたたないか、さらにひどい可能性をもたらす。これは感情についても同じ事が言える。否定的だと解釈する感情(例え ば苦痛)を感じないように努力すると、その感情をより強く感じてしまうという研究がある。より強く感じるだけでなく、以前は何でもなかっ...
考えないようにする努力は、考えを増やす
ある研究によれば、脅迫的な考えのない大半の人も、強迫観念に苦しむ人と同じように、時々は奇妙で煩わしい考えをもってしまうということです(Purdon and Clark 1993) では、その違いとは何か?その理由の一つとして、深刻な強迫観念を持つという問題を抱える人ほど、そ...
ある考えを押さえ込むと、もっとそれを考えるようになる
何か好ましくない考えや思いが浮かんできたら、そのことを考えないようにすると、どういったことが起こりやすいかというと、ハーバード大学の心理学者のDan Wegner(1994)の研究によれば、考えないようにしようとすると、それからしばらくの間は、その考えが頭に浮かぶ頻度が減り...
関係フレーム理論と認知的フュージョン
人間の行動というものが、かなりの部分、関係フレームと呼ばれる「双方向の関係性」が絡み合うネットワークに支配されている。それが関係フレーム理論の前提になっている。このような関係性がね人間の言葉や認知の中核を形成している。 「体験の回避を説明しようとする学習理論の一つである関係...
思考を握り締めるのではなく、軽く持つ
ACTの用語では、思考を観察することを「脱フュージョン」(defusion)と呼ぶ。 fusionの日本語訳は、融合だから、思考と融合していない状態・・思考とごっちゃになっていない・・思考を自分と混同しない・・といった意味だろう。...
価値は磁石
ACTでいうコミットされた行為というは、例え痛みや不快な思いを伴っても、価値に従って生きるために「必要ことをする」ということである。価値というのは、ほんとに大切なこと。継続的にどういう行動をしたいかということである。ACTでは価値のことを「選択された人生行路」と呼び、それは...
ACTの6つのコアとなるセラピープロセス
このプロセスは、ここに独立したものではなく、ACTの六つの面であり、ACT自体の目的は、心理的柔軟性を持つこと。心理的柔軟性とは、充分な気づきと完全に開かれた心を持って「今ここの瞬間」に存在し、自分の価値に従って行動する能力を指す。十分な気づきを持ち、今起こっていることを受...
資料ビデオ
マインドフルネス認知行動療法 2分でわかるマインドフルネス 自己肯定ーありのままの自分を受け入れる/マインドフルに感情と向き合う 【字幕:PCのみ閲覧可】 受け流す力をマインドフルネス認知行動療法~千葉駅前心療内科~
認知行動療法#13 第3世代の認知行動療法 —ACTを中心に
放送大学:Sep 24, 2014 アクセプタンスとコミットメントを中心に解説