バイロン・ケイテイのワークは最良の認知療法
スタンフォード大学の疼痛症候群についての画期的な専門家二人が、バイロン・ケイティのアプローチを、最良の形の認知療法であると考えています。 2008年5月に出版された『骨盤における頭痛』(A Headache in the Pelvis)(改訂第 5版、pp....
「こころのおしゃべり」は、ストレスを作る
ある出来事にまつわる場面を思い出して、心の中で、一人芝居し、一人問答し、怒り、悲しみ、落胆、などを再現している。また、その出来事の中での、他人 の行動、言葉を思い起こして、批判の思いを重ねている。また、自分の行動、言葉を思い出して、後悔して、心の中で、ブツブツと思いを重ねて...
こころのおしゃべりを認識する
ここで、ストレスを生み出す「こころのおしゃべり」に気づくという実践法を紹介している。 「こころのおしゃべり」は、「ストレス緩和プログラム」で重要な意味を持つ。 ジョン・カバト・ジン(ストレス緩和プログラムの開発者)の言葉-「それをどう認識するかを学ぶことが瞑想なのです...
脱中心化とは、何ごとにもとらわれないこと
「脱中心化」 「こうした「距離を置くこと(Disitancing)」や「脱中心化(decentering)」 の重要性は、CTの文脈の中でも以前から認識されていたが(例えば、Beck ey al.,1979) たいていの場合それは、それをすること自体が目的というよりも、思考...
感覚、思考、感情、衝動、情動性の身体反応、気分などすべてに執着しないで、受け流す
うつ病が治るのは、「認知内容そのもの」の変化によるのではなくて、新しい理論が考えられている。「脱中心化」が鍵である。 これは私の言葉で言えば「認知内容からの脱同一化」ということか。 「しかしここで、CBTを実施した体験やこれまでの理論的分析の結果を踏まえて、他の可能性が指摘...
「認知の内容」でなく「メタ認知」が変化を促す
認知療法は、確かに、うつ病を治す効果があるが、従来、その理由として、その治療的介入が「認知内容そのもの」を変化させるからだという理論づけがされてきた。 だが、違うのではないかという主張が出てきた。 認知療法で、心の病気が治るのは、「認知内容そのもの」の変化によるのではなくて...
アメリカのマインドフルネス心理療法はどのような症状に導入されたのか?
うつ病だけでなく、PTSD、摂食障害、アルコール依存症などたくさんのものに導入された。ジョン・カバット・ジンが始めたマインドフルネス・ストレス低減プログラム(MBSR)は、痛みの緩和から始まったが、 そのほかに、アメリカの心理療法者がマインドフルネス、アクセプタンスに注目し...
問題に対する理解を再教育することが目標
「第3世代の心理療法は、非言語的治療方略を好んで用いる点で、従来の心理療法と大きく異なるといえよう。臨床的介入の中では、解決に必要な要素として、 概念的な思考や表象の価値を失わせる方向に、患者の問題に対する理解を再教育することが目標となる。このことは、同時に「文字」という形...
「第3世代」の認知行動療法の特徴
認知療法は、日本で優勢な他の心理療法よりも、うつ病、パニック障害などに効果があったが、アメリカは、さらに、認知行動療法が効果をみなかった疾患に対して有効な手法に進化しつづけている。 「マインドフルネス&アクセプタンスー認知行動療法の新次元ー」で紹介されているのは、「第3世代...
認知療法を超えるもの
アメリカの認知行動療法は発展してる。日本では、初歩的な認知療法さえも、導入が遅れてるが、アメリカでは、認知行動療法が、さらに発展して、それを超えるものが出てきて、うつ病や他の心の病気の治療や予防に、貢献しているらしい。アメリカの認知行動療法は進化しており、第1世代が、行動療...